名古屋市で水没や床上浸水した土地や戸建ても売却できる?
名古屋市で水害による被害は、特に水没や床上浸水物件の価値や売却の難しさに大きく影響します。しかし、適切な対応と準備を行えば、水害歴のある物件でも希望の条件での売却が十分に可能です。
本記事では、そのための具体的なポイントやノウハウを詳しく解説します。この記事を最後まで読み、満足いく売却ができるように備えましょう!
Contents
名古屋市の浸水被害実績
名古屋市では、2000年(平成12年)9月11日-12日にかけて「東海豪雨」が発生しました。東海豪雨について
- 平成12年9月11日-12日2000年大雨・洪水(東海豪雨)
集中豪雨により、新川の決壊や河川からの越水により大量の泥水が市街地に溢れ、また、排水能力を超えた降雨により低地が冠水するなど都市型災害としては過去に例を見ないほどの大規模な水害となった。- 平成16年9月5日-6日2004年大雨
瑞穂区を中心に大雨が降り、床上浸水250棟、床下浸水1,584棟の被害があった。- 平成20年8月28日-29日2008年大雨・洪水(平成20年8月末豪雨)
本州付近に停滞した前線に向かって南からの非常に湿った空気の流れ込みが強まり、さらに、上空には寒気が流れ込んだことから大気の状態が不安定となって、中国、四国、東海、関東、および東北地方などで記録的な大雨となった。名古屋市では建物半壊1棟、床上浸水1,175棟、床下浸水9,929棟の被害があった。- 平成23年9月19日-21日2011年大雨・洪水
台風からの暖かく湿った空気が大量に流れ込み、停滞する秋雨前線が刺激され、記録的な大雨となり、庄内川が志段味付近で越水した。死者3人、負傷者7人、一部破損1棟、床上浸水61棟、床下浸水317棟の被害があった。
水没や床上浸水した物件の現状
実際に水没・床上浸水してしまった物件は、どのような影響があるのでしょうか?詳しくみていきましょう。
水害は物件の価値に影響する?
結論として、水害は物件の価値に大きく影響します。
水害による被害は、物件の構造や内部設備にダメージを与える可能性が高く、特に建物の基礎や柱、壁などの構造部分にダメージが生じると、建物全体の安全性が低下するリスクが生じます。
なぜ水没や床上浸水物件は売却が難しいのか?
一般的に、水害の経験がある物件の売却は難しいとされています。その主な理由として、多くの方は水害のリスクを懸念し、再度の水害の可能性を心配するため、需要が限定的となることが挙げられます。
また、金融機関が水害の経験がある物件に対して融資を制限することもあるため、購入希望者の資金計画に影響が出ることが考えられます。
水害後の物件の正しい対処法
売却を成功させるためには、水害後の正しい対処が重要となってきます。いくつかご説明していきます。
- 水没や床上浸水後は放置せず速やかに対応
- 水害後のクリーニングと修復
- 今後の防水・耐水対策
水没や床上浸水後は放置せず速やかに対応
水害が発生した直後は、物件内の水を速やかに排水し、散乱したものは片付け、濡れた箇所を乾燥させることが最優先です。
放置してしまうと、カビの発生や建材の劣化が進行し、さらなる被害が拡大するリスクがあります。
水害後のクリーニングと修復
水害の影響を受けた部分のクリーニングや修復は、専門業者に依頼することをおすすめします。通常の修復や掃除とは状況が異なるため、プロの技術と経験が求められます。
専門業者は、水害の影響を最小限に抑えるための適切な方法を知っており、物件の価値を維持するためのサポートをしてくれます。
今後の防水・耐水対策
水害後の修復だけでなく、将来的な対策も重要です。再度の水害を防ぐため、物件の位置や構造を考慮して、最適な防水工事や耐水設備の導入を検討しましょう。
例えば、物件の入口に水を防ぐバリアを設置する、窓やドアの防水性を高めるなどの対策が考えられます。
売却を検討する前の準備
水没、浸水をした物件の売却をする前には、大きなトラブルになる前に事前の準備が必要です。ではどのような準備が必要か?みていきましょう。
- 物件の状態を正確に把握する
- 必要な書類の準備と整理
- 物件の鑑定や査定を受ける
物件の状態を正確に把握する
水害の影響範囲や被害の程度を正確に把握することは、売却時の価格設定や交渉の際の根拠となります。
専門家に物件の現状を隅々まで調査してもらい、被害にあった箇所や修復が必要な箇所など詳細に知ることが大切です。
必要な書類の準備と整理
売却に際しては、物件の登記簿謄本や固定資産税評価証明書、さらには水害の被害状況を示す書類や写真などが必要となります。
これらの書類を事前に整理しておくことで、購入希望者からの質問に迅速に対応することができ、信頼感を持ってもらうことができます。
物件の鑑定や査定を受ける
水害の影響を受けた物件の価値は、一般的な物件とは異なるため、専門家や業者による鑑定や査定が必要です。
専門家の意見を参考にし、適正な価格を設定することで、購入希望者との交渉がスムーズに進むでしょう。
以上のことを事前に準備することで、購入者からの信頼も獲得でき、大きなトラブルが起こるリスクを避けることができるでしょう。
高く売却するためのポイント
希望額で売却するためにはどのようなことができるのでしょうか?いくつかご説明していきます。
- 専門家や業者との連携
- 適切な価格設定
- 物件の魅力や特徴を最大限に活かす
専門家や業者との連携
水害を受けた物件の売却には、通常の物件とは異なる専門的な知識が求められます。例えば、水害の影響範囲や修復の状況、将来的なリスクなどを正確に評価する必要があります。
そのため、水害物件の売却経験が豊富な不動産業者や、建物の損傷状況を評価できる専門家との連携は不可欠です。
適切な価格設定
水害を受けた物件は、その被害の度合いや修復の状況によって価格が大きく変動することがあります。市場の動向や近隣の物件価格を参考にしつつ、物件の現状や将来的なリスクを考慮した適切な価格設定が必要です。
高すぎる価格は購入希望者を遠ざける可能性がありますが、適正な価格であれば、購入希望者の関心を引きつけることができます。
物件の魅力や特徴を最大限に活かす
水害を受けたとはいえ、その物件にしかない魅力や特徴があるはずです。例えば、立地の良さ、周辺環境、その地域性などのポイントを強調することで、水害のマイナスイメージを補完することができます。
また、水害後の修復や改修を行った際のポイントや、今後の防災対策をアピールすることも非常に有効です。
不動産会社によっては、バーチャルツアー・バーチャルホームステージングを行ってくれる会社もあります。そのようなところに依頼するのも一つの方法です。
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まとめ:ポイントをおさえれば希望額での売却も可能!
水害歴のある物件でも、適切な対応と準備を行えば、希望の条件での売却が十分に可能です。
物件の魅力や特徴を最大限に活かし、専門家や業者との連携を強化することで、売却成功への道を切り開きましょう!
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