名古屋市不動産売却|内覧時の注意点と事前準備の効果的な方法
家を売る際には、内覧時に与える印象が売買の成否に大きく影響すると言っても過言ではありません。
しかし、居住中の家の場合、普段から生活している室内を見学してもらわなければなりませんので、どのように準備をすれば良いのか、悩む方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、内覧当日までにやっておくべきことや、当日の対応についての重要なポイントなど、家を売る際の内覧を成功させるためのヒントを詳しく解説しています。
これらのポイントを押さえて、是非とも家の売却を成功させましょう。
内覧も準備8割!事前準備は必須
住んでいる家を売るときは、内覧の準備を怠ると内覧者に「生活感」が伝わってしまい、購買意欲を減少させる可能性があります。
特に、内覧時の印象は非常に重要です。
内覧者が見るのは、使っていない清潔で整理された家か、洗濯物や靴が散乱している「生活感のある家」かによって、内覧者が持つ印象は大きく異なります。
では、内覧を前にどのような準備をすれば良いでしょうか?具体的には、以下の3つのポイントに注意して内覧の準備を進めましょう。
内覧時の柔軟なスケジュール調整
内覧の回数と成約率を上げるために、柔軟なスケジュール調整を意識しましょう。
内覧希望者の都合に合わせ、できるだけ日中の時間帯で内覧を調整することをおすすめします。
内覧者は、長期間住む家を選ぶため、日当たりを気にします。
天候が良い日にはどのくらい日が当たるかといった不安があるためです。
深夜や悪天候の時に内覧すると、内覧者の日当たりに関する不安が解消されず、売却につながらない可能性があります。
売主自身が自宅が最も良く見える時間帯を把握しているはずなので、事前に営業担当者に伝えておきましょう。
内覧希望者の都合も考慮しながら、営業担当者が最適な時間帯を調整してくれることでしょう。
内覧時の臭いの対策も忘れずに
内覧時には、臭いにも注意しましょう。
たばこの臭いやペットの臭いなど、不快な臭いは内覧者に嫌悪感を与えることがあります。
部屋を換気し、消臭スプレーや芳香剤を使用するなど、臭いの対策を忘れずに行いましょう。
内覧準備は手間がかかるかもしれませんが、丁寧に準備するだけで家が売れやすくなることは間違いありません。
臭いという言葉を聞くと、多くの人々がトイレや排水管の臭いを連想することがあるでしょう。
しかしながら、寝室やリビングなどの生活臭も実は含まれています。
生活臭は自分自身ではなかなか気づきにくく、自分にとっては問題ではないかもしれませんが、他人にとっては気になるかもしれません。
寝具やカーペット、カーテンなどの比較的大きなものを洗濯してみて、臭いを抑えることができる場合もあります。
また、エアコンは頻繁に使用されるにも関わらず、長い間掃除されないことも珍しくありません。
エアコンを長い間掃除していないと、臭いの原因となることもあるため、一度大掃除してみることも選択肢の一つです。
ただし、エアコンは素人が分解すると故障の原因になる場合もあるため、プロに任せることをおすすめします。
定期的な掃除
内覧の印象をアップさせるために、定期的な掃除を心掛けましょう。
床や壁、窓、キッチン、トイレなど、家の各部分を丁寧に清掃しましょう。
埃や汚れがたまらないように、定期的に掃除を行うことが重要です。
大切なポイントを順番に詳しく見ていきましょう。
重要な部分は「水まわり」
水まわりとは、浴室、キッチン、トイレなどの場所を指します。
水まわりは衛生面で非常に重要であり、多くの人が気にします。
たとえば、お風呂場にカビが生えているだけで、大変印象が悪くなってしまいます。
したがって、家を売却する場合、まずは水まわりを徹底的に掃除することが重要です。
浴室を掃除する際のポイントは以下の通りです。
まずは市販の中性洗剤または酸性洗剤を使用して、汚れを落としていきます。
もし汚れがひどい場合は、酸性洗剤の方が効果的なので、「バスマジックリン」という市販の製品をおすすめします。
カビが生えている場合は、「カビハイター」などの専用の洗剤を使用し、吹きかけて10分ほど放置した後、こすると良いでしょう。
事前にお湯で湿らせておくと、汚れが落ちやすくなります。
また、お風呂の鏡の汚れはなかなか落ちにくいため、クエン酸スプレーを使用してください。
時間をおいて汚れが浮いてきたら、スポンジでこすり、汚れを落としていきます。
浴室の鏡がピカピカになれば、浴室全体の印象も良くなるでしょう。
また、浴室は湿気がたまりやすい場所なので、こまめに換気を行うことも重要です。
キッチンを掃除する際のポイントは以下の通りです。
キッチンでは、油汚れや生ごみの臭いなどに対策を行うことが重要です。
特に注意が必要な場所は、シンク周りや排水口内です。
市販の食器用洗剤をスポンジにつけ、汚れをこすることで取り除くことができます。
直接手で触りたくない場合は、「キッチンハイター」という塩素系の漂白剤を使って、5分ほど放置しておくことも良いでしょう。
また、いつも掃除を忘れがちな換気扇などもキレイにしておくと、家全体の印象も良くなります。
トイレを掃除する際のポイントは以下の通りです。
トイレは汚れていると不衛生な印象を与えるため、きちんと掃除しておく必要があります。
トイレ掃除には市販のトイレ用洗剤を使用し、汚れのある箇所に吹きかけて5分ほど放置した後、トイレブラシでこすることで汚れが落ちます。
時間に余裕がある場合は、壁や床の掃除も行いましょう。
掃除の順番は、トイレ本体、壁、床の順に磨きます。
市販のトイレシートや雑巾を使用して、拭き取っていきます。
玄関、ベランダ、リビングは整理整頓がとても重要です。
水回りほど汚れは目立ちませんが、住んでいるうちに散らかりやすい場所なので、きちんと整頓しておくことが大切です。
まず玄関の掃除です。
玄関は家に入るときに最初に目に入る場所であり、家の第一印象を左右します。
散らかっている玄関は印象が悪いので、不要な物は片付けて、スッキリとした印象にするように心掛けましょう。
玄関全体をほうきで掃き、靴は靴箱に収納し、傘は傘立てに入れるだけでも印象が良くなります。
時間があれば、玄関を水拭きしておくとさらに良いです。
次にリビングの掃除です。
リビングは多くの時間を過ごす場所であり、購入意欲にも大きな影響を与えます。
床にはできるだけ物を置かないように心がけましょう。
部屋の広さは、床の露出面積によって変わるので、床に物が置かれていると部屋が狭く見えてしまいます。
生活に必要な物は置いても良いですが、売却時に捨てる予定の物は、内覧前に捨ててしまい、荷物を少なくする方が良いです。
また、内覧時には収納スペースも見られる可能性があるため、クローゼットも整理しておくと良いでしょう。
内覧当日はカーテンを全開にして部屋が明るく見えるようにしましょう。
最後にベランダの掃除です。
部屋の中を一生懸命掃除しても、ベランダやバルコニーは放置している人も多いです。
しかし、ベランダが散らかっていると印象が良くありませんし、バルコニーにこだわりを持っている買い手も多いため、きちんと片付けておきましょう。
内覧時には眺望をチェックするために窓を開けたりバルコニーに出たりすることもあるので、生活感のある洗濯物を見せるのは避けましょう。
内覧前に片付けてください。
ガーデニングをしている場合は、道具を整理し、雑草を取るだけでも印象は変わります。
もし、お住まいの状態が非常に汚れているようであれば、ハウスクリーニングを検討してみることをおすすめします。
ハウスクリーニングサービスは、掃除が苦手な方や、自分で掃除してもなかなか汚れが落ちないとお悩みの方に特におすすめです。
ハウスクリーニングを依頼すると、専門のプロが専用の機材や技術を使って徹底的にお部屋をきれいにしてくれます。
特に、浴室やトイレ、キッチンといった水まわりの場所は汚れがたまりやすく、汚いままだと中古感が出てしまい、魅力を感じてもらえないかもしれません。
そこで、ハウスクリーニングを利用することで、自分ではなかなか落とせないびっしり付いている汚れもプロにお任せすることができるのです。
部屋の明るさを重視して空調も調整
部屋の明るさによって、印象は大きく変わります。
内覧当日は、すべての部屋のカーテンを開けて、室内に日の光をたくさん取り入れましょう。
そして、トイレ・洗面所・浴室も含め全ての部屋の電気をつけておいてください。
もし日当たりがあまり良くない不動産であれば、照明を使用して明るさを補うことで日当たりの悪さをカバーすることができるかもしれません。
部屋が暗いと、それだけでなく「湿気がたまりやすいのでは?」「洗濯物が乾きにくいのでは?」など、不動産にネガティブな印象を与えてしまう場合がありますので、注意が必要です。
また、普段は節電を心掛けている方でも、内覧の際にはエアコンなどを適切に使用して快適な室温を保ちましょう。
室温だけでなく、湿気も確認することが大切です。
乾燥が気になる時期には、加湿器を使用するなどして、室温と湿度を快適なレベルに調整しましょう。
逆に、湿気がたまっている場合は、換気を行って空気を入れ替えてからエアコンなどを使用すると良いでしょう。
空気清浄機を持っている方は、稼働させておくこともおすすめです。
内覧時の対応はできれば奥様が応対
内覧の時の対応は、主に女性が行います。
家族やペットがいると、内覧者は落ち着いて物件を見ることができません。
また、男性が同席していると、何もしていなくても威圧的に感じてしまう方もいます。
ペットは旦那様に預けて外出してもらう
そのため、子どもやペットがいる場合は、旦那様に預けて外出してもらい、奥様一人で内覧者と対応するのが好ましいです。
特にペットは、苦手な方やアレルギーを持っている方がいるため、必ず預けるようにしましょう。
奥様が対応するメリット
内覧に訪れる方の中で女性が多いです。
女性同士の方が会話も弾み、内覧そのまま契約につながることもあります。
内覧の日は、買主側の視点で物件の魅力を説明しましょう。
自分が住んでいたおかげで知っている、住まい周辺の情報を提供すると、内覧者は喜んでくれます。
内覧時には広告やインターネットで見つけられないような情報を伝えることで、物件の魅力をより理解してもらいやすくなります。
「近くに安くて品揃えが良いスーパーがあります」「近くの公園は人が少なくて遊びやすいです」「夏には窓から花火大会の花火が見えます」「近くの川沿いには美しい桜並木があります」など、些細な情報でも構いません。
騒音やご近所の関係について
また、騒音やご近所の関係について心配している方も多いです。
「お子さんの年齢の家族が近所に住んでいます」「お隣はお年寄りで、騒音は気になりません」「近所の方との交流は活発です」「近所の飲食店は静かで落ち着いた雰囲気です」など、プライバシーを守る範囲で情報を伝えるのも良いでしょう。
もし、購入時のパンフレットなどが手元にある場合は、用意しておくこともおすすめです。
内覧者から多くの質問があれば、購入意欲が高いと推測できます。
そのため、質問には丁寧に答えながら、利便性や住みやすさをさり気なくアピールすることがポイントです。
内覧予定日に都合が悪い場合
内覧希望日時に、あいにくその日は朝から家族で出かける用事があって帰ってくるのは夕方以降。
不動産屋からは、チャンスだから出かけないで内覧を優先してくださいみたいな事を言われる場合。
このような場合は、遠慮なくその日は都合が悪いから別の日にしてくださいと言ってください。
確かにチャンスはチャンスですが、どうしてもその日じゃないとだめなんですと言われた場合理由を聞きましょう。
不動産屋の【案内ノルマ】が原因かも
今までの経験から言えることですが、本気でその物件を購入したい方であれば、無理は言ってきませんし別の売主様のご都合のいい日に合わせますとなります。
実際ご購入いただいたお客様は「売主様のご都合に合わせます」と言われる方が多かったです。
どうしてもその日にと言っている方の場合、もしかしたら購入希望者ではなく、案内ノルマのための不動産屋かもしれません。
仮に内覧を希望している方がそう言っているのであれば、比較のために見たいと言っているにすぎません。
弊社は売主様側に立って取引を進めていく事を理念としています。
売買の文字からも分かる通り、売主様が先です。売る方が居なければ買うことは出来ないんです。
その考えに基づき不動産売却を主体とした考えでいます。
宜しければ下記の記事もご覧くださいませ。
内覧の時の立ち振る舞い
内覧の日時も決まり、実際に内覧時はどう立ち振る舞えばいいんでしょう。
売却活動を行っている売主様にとっては初めての経験の方も多いと思います。
親戚や家族であれば勝手もわかっているし気もそんなに使わなくてもいい。
友人や知人であれば知っている人だし不安もない。しかし、全く知らない人が家に来るってどんな感じでしょう。
警戒してしまいますよね!唯一の救いは担当不動産屋が一緒に来てくれる事ですが、それでも不安は残ります。
基本的にはリビングやダイニングにいて座っていてくだされば大丈夫
内覧のお客様から直接質問されることもあったりしますが、ほとんどは不動産屋を通じての質問になります。
直接質問があるってことはそれだけ気になっている証拠。
気にならなければ質問も出ません。
そして質問には出来る限り答えていただけると非常に助かります。
後のトラブルを避けるために、言いにくいことやマイナス面は先にしっかり伝えておきましょう。
箇条書きにすると
- お茶は出していただかなくて結構です
- スリッパは不動産屋が準備します
- お客様と一緒について歩いていただかなくても結構です
- 注意したいところや気になるところへは一緒にお越しいただけると助かります
- 緊張すると思いますが笑顔でお願いいたします
こんな感じになります。
見られたくない場所について
住みながらの内覧だとどうしても見られたくない場所があると思います。
押入れやクローゼット・子供部屋のクローゼット等。
そんな場合は先に不動産屋に伝えておいていただけると助かります。
ただ、見られたくない押し入れやクローゼットは、実際にどれくらいの奥行きがあってどのくらいの物が収納できるのかを内覧される方は気にしています。
結構あるパターンですが、戸建てなんかですと収納が階段下にある場合、階段が張り出してきていて、ほとんど収納として機能していないとか、奥行きが思ったより無くて困ったとかいろいろあります。
内覧される方が興味あるのはどれだけ収納スペースがあるかですので、見られたくないものは、違うところへまとめて見られないように何か被せておいていただけると助かります。
今までの経験から、真剣にこの物件を検討している方程細かいところまで見たいと仰ってきます。
比較のためにと考えられている方は、ほとんど開けることなく、見ることなく内覧を終わっていきます。
実際の経験談
今まであったことですが、収納も見ないし、表面的にさっと見ただけで内覧が終わった方がいました。
この案内は無かったな…違う物件を見てもらおうと思っていたところ、この物件にするよとの事でした。
びっくりして思わず、全然ご覧いただけてないように思いましたが、本当に先ほどの物件で大丈夫ですか?と聞いてしまいました!
なんでも、他の物件も見ているし収納の容量も大体わかっているから大丈夫との事で無事に契約に進みましたが、びっくりした話しでした。
まとめ|最大のひと手間でスムーズな売却を
不動産の売却において、内覧は非常に重要なステップとなります。
内覧時注意点の知識を持つことで、スムーズな売却を実現できるでしょう。
今回の記事を参考にし、満足できる売却を実現していきましょう。
また、不動産会社によっては、バーチャルツアー・バーチャルホームステージングを行ってくれる会社もあります。そのようなところに依頼するのも一つの方法です。
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